姫川源流自然探勝園
季節ごとに花々の模様替え。
親海湿原の北側にある荒神の森を隔てて、姫川の源流があります。
ここの涌き水を源とする姫川は、54kmの距離を国道148号線と並行して流れ、新潟県は糸魚川市の河口から日本海へと注いでいます。国道沿いに大きな河川の源流が見られるのは、全国的にもまれなことと言えます。
源流部は、河床が細かい礫になっており、冷水中にはアオハナゴケやバイカモの群落があり、夏には可憐な梅の花に似た小さな花を川面に咲かせます。
また、涌き水近くの川面はオランダガラシで一面に覆われ、川辺にはネコノメソウが見られます。
水深が増すとセキショウモやエビモなどの沈水植物が清流の中に繁茂し、その中に岩魚の泳ぐ姿を見ることができます。
源流から1km程下流の小姫川左岸一帯は、湿地帯でハンノキ、ハルニレ、ヤチダモ、サワグルミ、タチヤナギなどが林となり、姫川源流にふさわしい景観を作り出しています。
その周辺の林原には、エゾアジサイ、エゾユズリハ、ガマズミ、ニワトコ、ハイイヌツゲ、クマヤナギなどがあります。
源流部では、春浅く雪融けを待ってカラマツ林の下に一面に福寿草が開花し、続いて水芭蕉、キクザキイチゲ、カタクリ、ニリンソウが咲き乱れ、大きな群落をなすヒメザゼンソウのひと際鮮やかな緑の芽生えも、訪れた人々の目を楽しませてくれます。
親海湿原(およみしつげん)
湿原植物の宝庫
親海湿原は、標高750mにもかかわらず、亜高山帯から高山帯にかけて生息する低層・高層の湿原植物が大変豊富です。
特に、ホロムイソウの自生地としては長野県下で唯一のものと言われていて、学術的にも価値が高いとされています。
1周約20分程の遊歩道は、木道やチップ舗装で整備され、散策しやすくなりました。
芽吹きの5月には一面のミツガシワ群落が広がり、6月はカキツバタ・サワオグルマ・サギスゲ、7月はコオニユリ・サワギキョウ・コバギボウシ・ドクゼリ等が、湿原を彩ります。ゆっくり時間をかけての散策がお勧めです。
自然環境保全地域
姫川源流自然探勝園(姫川源流・親海湿原)一帯は、貴重な自然環境を形成しているとして長野県の自然保護条例に基づき、自然環境保全地域に指定されました。
また、姫川源流の涌き水は昭和60年に「日本の名水百選」にも指定されています。
指定箇所以外への踏み込みや、地域一帯での植物採取の禁止、ゴミの持ち帰り等、ご協力をお願いいたします。
姫川源流・親海湿原マップ
散策の所要時間
- 第1駐車場より 親海湿原入口まで徒歩10分→ 親海湿原周回約20分→ 姫川源流まで10分
- 第1駐車場より ドウカク山頂まで30分
- 第1駐車場より 姫川源流まで徒歩7分→ 源流周回約20分