塩の道の石仏群

佐野坂西国三十三番観音像
佐野坂から青木湖西岸に通じる千国街道(塩の道)沿いの街道西側の小高い場所に東に面して置かれ、造立は文政十二年丑年、制作者は高遠片倉村の石工・伊藤堅吉と刻まれていて、現在は白馬村の村宝に指定されています。
地区の方々により木の階段が整備されているため、如意輪・千手・千眼・准胝(じゅんでい)・不空羂索・十一面・聖など、それぞれ異なった仏の慈愛をたたえた温顔を間近で見ることができるようになっています。
豪雪地帯の佐野坂峠を行く巡礼にとって、一番から三十三番まで順番に並んだ観音群は道しるべにもなっていたようで、静寂に包まれた木漏れ日の差す街道と観音群は往時を偲び、心安らぐひとときを与えてくれます。
東徳寺
佐野集落の千国街道沿いの西方高台にあり、慶長5年(1600年)良伝法師の中興開山と伝えられています。
本尊は聖観世音菩薩像、宗派は真言宗で、一時期は無住となり荒れはてていましたが、昭和57年に本堂を復興しました。
境内には元禄4年の庚申塔二体、明治37年の多宝塔一基、不動明王二体、享保9年の如意輪観音一体をはじめ、地蔵像や筆塚など石造文化財が多く残っています。
十王堂石仏群
東徳寺のやや北の千国街道沿いに、馬頭観音45基をはじめとした計60基の石仏があります。
中でも御前山の碑は、越後糸魚川の雲苔寺との交渉を示す貴重なもので、千国街道が栄えた時代の面影を残してます。
1番観音像の前には、由来の書かれた看板がありますので、そこを起点にして見ていくことができます。 1番観音付近全景 1番観音
2番観音 鬼石
2番観音像の向かい側には、鬼が投げようとしたがびくともせず、その爪あとが残っていると云われている石があります。
別の伝承では、鬼が飛び立ったときの足の爪あとだという説もあります。
他にも西行法師が東国巡礼の折りに休んだ石という言い伝えもあり、この石は古くから街道を旅する人々の休息の場であったのでしょう。
鬼石
3番観音 4番観音 5番観音
6番観音 7番観音 8番観音
9番観音 10番観音 11番観音
12番観音 13番観音 14番観音
15番観音 16番観音 17番観音
分岐路
17番観音像の付近で塩の道と青木湖周回道路が合流して、ここより塩の道は湖畔近くを通ることになります。
塩の道分岐
18番観音 19番観音 20番観音
21番観音 22番観音 23番観音
東徳寺 東徳寺
十王堂
塩の道地図
24番観音 25番観音 26番観音 27番観音 28番観音 29番観音
30番観音 31番観音 32番観音 33番観音